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参院消費増税特別委中央公聴会で意見を述べます (植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/112.html
投稿者 祈り 日時 2012 年 8 月 06 日 12:18:34: HSKePa2Cm.aPs

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-7d16.html
2012年8月 6日 (月)
参院消費増税特別委中央公聴会で意見を述べます


本日2012年8月6日と8月7日に、参議院社会保障と税の一体改革に関する特別委員会において中央公聴会が開催される。

6日に消費増税、7日に社会保障改革が議題となる。

私は「国民の生活が第一」の推薦により、本日8月6日の公聴会に公述人として出席する。

私は消費増税提案に反対する立場から意見を述べる。


私が、民主、自民、公明三党が共同提案する消費増税法案に反対する理由は以下の五点である。

第一は、今回の消費増税提案が、2009年8月総選挙に際して、民主党が主権者である国民に約束した政策方針、公約に反していることである。

選挙に際しての公約は絶対の存在ではない。政策を取り巻く環境は常に変化するから、各時点で最善の政策運営を行うために、公約とは異なる対応を取ることが迫られることはあり得るからだ。

公約に示した政策方針を絶対に変えてはならないということではない。

しかし、主権者である国民と交わした約束に反する政策を実行する場合には、@政策変更に正当性があること、A主権者国民に政策変更を十分説明すること、B主権者国民が政策変更を了承すること、のプロセスを経ることが必要不可欠である。

ところが、野田内閣がこのたび提案している消費増税提案に関してこの点を検討してみると、@政策変更に正当性はなく、A主権者国民に対する説明はまったく行われておらず、B主権者国民の了解を得たという形跡もない。

事実、各種世論調査でも消費増税提案に反対する意見が多数を占め、とりわけ、今国会中の消費増税法案の成立に反対する意見はさらに多数を占めている。

2009年8月総選挙の際に現在の野田政権首脳が行った三つの演説がある。民主党の政権公約を代表する三大演説とも言うべきものだ。

第一は野田佳彦氏による2009年7月14日の衆議院本会議演説

第二は、岡田克也氏による2009年8月11日の千葉県柏市駅前での街頭演説

第三は、野田佳彦氏による2009年8月15日の大阪での街頭演説

である。

野田氏は大阪での演説で、次のように発言した。

「鳩山さんが四年間消費税を引き上げないと言ったのは、そこなんです。シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。
そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。」

この街頭演説動画は、私が本年1月15日にブログで紹介したところ、一気に情報拡散したもので、国会でも何度も取り上げられている、いわゆる「シロアリ演説」と呼ばれるものである。

野田氏は、官僚の天下りやわたりの根絶、すなわちシロアリ退治をせずに消費税を引き上げることはおかしいことを主権者国民に訴え、主権者国民はこの発言をも踏まえて、民主党に政権を委ねた。

また、岡田克也氏は無駄な政府支出を排除することで、年間9兆円の財源を調達することについて、

「与党はそんなことできっこないと言うが、私たちはそれをやる。
一から制度を見直せばできる」

と明言していた。

主権者国民に対するこれらの発言と正反対の政策が推進されていることに対して、民主党に投票した主権者国民の多くが、民意を踏みにじられたと感じていることを真摯に受け止めることが不可欠である。

書生っぽい議論であるかも知れないが、日本の議会制民主主義を正しく機能させてゆくことを重視するときに、この問題を無視することはできない。


第二の問題として、政府が、現行の社会保障制度は若年層に損失を与える制度であることを強調し、言わば、世代間不公平の感情を煽る形で、消費増税を推進していると感じられる点についての意見である。

その一例を示す。

2004年に厚生労働省が発表した世代別の年金収支試算は、すべての世代で、受け取る年金金額が、支払う年金保険料の2倍以上になることを示していた。

公的年金は国民に利益を与える制度であり、年金保険料を納付することが促進された。

ところが、本年1月に内閣府から発表されたディスカッションペーパーは、1960年生まれを含む、これより若い世代の国民は、支払う保険料よりも受け取る年金金額が少なくなるとの結果を示した。

二つの試算結果が正反対の結論を導いている背景として、二つの恣意的な手法が用いられたことを指摘できる。ひとつは、支払い保険料において、2004年試算が会社負担を算入していないのに対し、2012年試算はこれを算入していること。単純計算して、2012年試算の支払い保険料は2004年試算の2倍になる。

いまひとつは、受取年金金額を一定時点での金額に換算するための割引率に用いる指標が異なることだ。2004年試算では、年金収支が有利になるように、低水準の物価上昇率が使用され、2012年試算では年金収支が悪く見えるように、高水準の運用利回りが用いられている。

2004年試算では年金保険料を納付させるために、年金が得になるとの数値を示し、2012年試算では現役世代の不平を引きだすために、年金が損になる数値が示されたものと解釈できる。

本年発表された内閣府のペーパーは政府の公式見解を示すものではなく、個人名によるペーパーではあるが、政府はこうした試算結果をも利用して、若年層の損失を緩和するために消費税率引上げが必要との説明を展開しているように見える。

これは消費増税を正当化する論拠としては、あまりにも品格に欠けるものと言わざるを得ない。

現行年金制度の世代間不公平が深刻であるなら、その問題は年金制度そのものの改革によって解消するべきであり、年金で発生する損失を消費税で調整するとの論理の組み立てはあまりにも陳腐である。


第三は日本財政の現状、第四は循環赤字と構造赤字、第五は日本の租税構造との関連についての意見だが、詳細はメルマガに記述する。


・・・・・  

  拍手はせず、拍手一覧を見る
01. 2012年8月06日 12:55:07 : G0V0RndF8g
数年前からの支持者として、また、メルマガ読者として今日の公聴会に招かれた事を凄い、歓迎される出来事です。「国民の生活が第一」党はすばらしい。
最高の学識経験者を推薦されました。「国民の生活が第一」と植草一秀さんの活躍をお祈りしています。
02. 2012年8月06日 14:19:27 : Y28uZ2IjEw
植草先生国会では政策論より経済論で現状での消費税増税の間違いをバカな議員に丁寧に教えてやってください。いくら馬鹿でも半分くらいの議員は理解すると思います。はっきり言ってわけのわからない兵隊議員は何がなんやらさっぱりわからず突っ込めと命令されて消費税増税に突進しているのです。
03. 2012年8月06日 14:43:24 : FQuprmjf0A
冤罪で貶められた者が公式に発言の機会が与えられたことは、警察、検察が冤罪製造機関であることを如実に示すもの。

このことは官僚機構だけでなくマスコミにも大打撃を与える。なぜ犯罪を犯し前科が確定した人が全て政府の政策に反対していた人ばかりなのか。こんな偶然は絶対にありえない。実情がわかれば多くの人がおかしいと感じるはず。

鈴木宗男、佐藤栄佐久に続くことになる。石川議員、大久保、池田元秘書に対する援護にもなる。佐藤栄佐久前福島県知事を陥れた検察、裁判所は原発事故の共犯者とも言えるものだ。巨大な犯罪を犯した。

もはや正面突破あるのみ。応援する。

04. 2012年8月06日 17:48:29 : rWmc8odQao
【メディアプレーヤー版 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会公聴会 46分35秒あたりから植草一秀氏】
http://www.webtv.sangiin.go.jp/generator/meta_generator_wmv.php?sin=1662&mode=LIBRARY&un=07243d5208b54c30cc9c28d32279e4b2&ch=n&pars=0.5883800575975329

このブログと同じことを述べられてますね。(というより、このブログのほうが公聴会の原稿なのではないかと思いますが…)
ともあれ、もちろん内容はすばらしいです。議員からの質問も内容が濃いですね。

また、飯田泰之氏(16分あたり)、醍醐聰氏(1時間00分30秒あたり)も増税反対、もしくは、この増税は拙速(準備不足)という意見であり、とても勉強になりました。

植草氏、がんばってください。応援しております。

05. 2012年8月06日 19:06:06 : ZhpePlsl4M
よくここまで来た。
06. 2012年8月06日 19:17:59 : l54fRsy0CA
今まで植草さんの各種諸問題への意見や主張を読んできましたが、さすが専門家。碩学としての視点での深い洞察と鋭い急所を衝く指摘が多く大変勉強になります。今回{国民の生活が第一}党の推薦で反対意見を述べてくれるとのこと、よろしく頼みます。将来国会議員としても機会あれば立つてほしい。
07. 2012年8月06日 19:42:04 : tR4CysSZlY
Bravo!
今夜は植草先生の活躍を祈念して、祝杯を挙げます。
                    名もなき民
08. 2012年8月06日 20:11:42 : 0EnepPI2VA
植草氏 応援しております。

これからも桧舞台がいっぱいあります。 頑張ってください。

09. 2012年8月06日 20:57:33 : LxZTKqwj7U
 賛同!

自民・谷垣、消費税増税に血道を上げる連中の脳みそをのぞいてみたいもんだ

狂っている!?としか思えないけどな〜そんなに弱者虐めがしたいのか?

公明党も狂ってる  公明政治連盟はどこに逝った?神埼から完全に権力志向を目指す政党になり下がった。消えろ!公明党。   創価学会会員を利用するな!

               ワーキングプアな一市民

10. 2012年8月06日 21:25:25 : Vkk7YVgyeg
冤罪で傷を負った人たちこそが真に日本と日本国民の利益を真剣に
考えている人たちであった。植草氏を始め、小沢一郎氏、鈴木宗男
氏、三井環氏、佐藤栄佐久氏・・・・。彼らこそが真の国士であり、
彼らの意見を真摯に聞き、その提言を活かさなければならない。

官僚の無謬性とは欺瞞であり、責任ある者の顔をさらそうとしない
無責任と恥知らずな互助会組織である。志もなく、私利私欲に満ち
た我利我利亡者は一刻も早く駆逐しなければならない。経産省の原
発村利権のみならず、防衛省、厚生労働省、環境省などなど、あら
ゆる省庁・特殊法人・領域に利権がはびこっている。同時に、悪徳
ペンタゴンを広く知らしめ、厳しく糾弾しなければならない。

*悪の巣窟同窓会名簿
http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/494.html#c4

11. 2012年8月06日 22:03:16 : HPK7uKW002
実力のある人は復活するんですね。それにしても植草先生は、よくここまで頑張られた。尊敬の一語です。
12. 2012年8月06日 22:21:07 : xNLNaQfrnJ
この記事を読みました時、不覚にも目頭の熱くなる思いが致しました。ご本人の裁判の径偉を知るにつれ、この国の病巣の根深さを知る一端ともなりました。かの件の正しい事実を知り、またご本人のその後の勇気ある、強く、熱い、そして、絶えざる発言に深い敬意を表す者の多くの人々のひとりです。 
  応援しております。
13. 2012年8月06日 22:22:34 : Q1AShcAlNU
このような公式の場で発言できるようになったのも
植草さんを高く評価している国民生活が第一が結成されたおかげだと思います。
鳩山元首相も植草さんの出版記念講演に参加されていましたね。

これをきっかけに、竹中平蔵の市場原理主義に対極する日本を代表する
経済学者として世界のヒノキ舞台でご活躍できることを期待しております。とを期待しております。

飯田泰之氏や醍醐聰氏の説明にも大変共感いたしました。
それにしても亀井亜希子氏の知性と的を得た質問に
はみなさん驚かれたのではないでしょうか。

14. 2012年8月06日 22:24:30 : LwCxe8ixXk
まったくうれしい限り。マスコミはまた冤罪の内容で植草氏をこけおろし、推薦した「生活」にもバッシングを加えてくるだろうが、ここまできたらバッシングを恐れずに、正論を伝えるのみだ。メッセージはネットを通じて有志に伝わり、やがて冤罪を生んだものがなんであるのか、日本の問題は何なのか、みなが知るところになるだろう。植草さん、応援しております。今後とも戦い続けてください。
15. 2012年8月06日 22:38:31 : aaGDCu39zg
これまでの植草さんのご苦労を思うと、彼の経済理論をきちんと評価して推薦した「国民の生活が第一」に感謝したい。
政権をとった暁には重要な経済閣僚として、植草先生の頭脳を是非活用していただけるものと期待している。
16. 2012年8月06日 23:17:48 : dX0dShqkLU
東日本大震災と福島原発事故が発生した昨年3月、まったく危機管理力と冷静な判断力のない頭スッカラ菅総理が右往左往して「人災」を拡大させていた時期に、小生は「The JOURNAL」への意見投書で、早急に非常事態救国内閣を発足すべきとして主要大臣数名を推薦したが、その中の経済政策担当大臣に植草一秀氏をご推薦した。

 今日の参院消費増税特別委中央公聴会において植草氏の発言する姿を拝見して、涙が出るくらいうれしかった。今後も、経済政策に優れた見識を持ち正義感の強い植草氏が、もっともっと正論を堂々と発言できるよう活躍の舞台を用意していただくことを切に願うものである。

17. 2012年8月07日 00:49:52 : 42WLGuDM8Y
植草さん応援しております。
 さすが国民の生活が第一党さん。一番まともな政党。
 じゃんじゃん応援します。