原子力発電所の建設は、ゼネコン・建設業者の、金モウケのために「だけ」、推進されてきた



 日本風力エネルギー協会会長で、三重大学の清水幸丸教授は、日本全国各地の風力エネルギー量を調査した結果、海洋上の沖合い1〜3kmの地点等も含め、500kw前後の風力発電所を設置可能な地点は、日本国内だけで最大41万個所と発表。

この発電量は総計2億kwを超える。

 現在、日本で稼動している原子力発電所は、その最大規模の物で130万kw程であり、稼動数は54基弱、その総発電量は4884.7万kwである。休止、または待機中の原子力発電所も含め、フル稼働させた場合には6200万kw弱になる。

常に事故の危険性を伴う原子力発電、そして今回のように大規模事故を起こした場合には日本全国が放射能汚染され、最悪の場合には日本人が全滅する原子力発電を全面廃止し、未開発の風力発電を全面的に開発するだけで、現在の原子力発電の4倍の電力が得られる。

仮に予想外の大規模台風などで洋上の風力発電所が事故を起こしても、風車が倒れるだけであり、日本人が全滅する危険性はゼロである。

原子力発電を強力に推進している電気事業連合会では、日本における過去最大の電力需要は1億8200万kwであったと発表している。この数字は風力発電単独での発電可能量2億kwを下回っている。

日本政府と電力会社は不必要な原子力発電を推進し、国民の命を危険に陥れている。

セメント、鉄鋼を大量に必要とする原子力発電所建設は、日本のセメント、鉄鋼業界、米国のウラン業界からの強烈な「圧力」で推進され、こうした「利権業者の金儲け」のために、放射能汚染という環境破壊と日本人の命を危険に陥らせる原子力発電が実行されている。

自民党を始めとした「土建屋=ゼネコン政治家」達の、不要な「箱物」政治には、道路・ダム建設、そこに原子力発電所・建設が加わっている。

ゼネコンの社長が豪邸に住み、国会議員達が選挙資金を得るために、市民が、ガンで死ななければならない必要など、一切無い。